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小田原史談会理事は平成26年より片岡永左衛門日記 昭和編の解読を始め、平成27年から会報に順次掲載してきましたが、平成30年11月より衣替え。星野和子先生を講師として招き「片岡永左衛門日記を読む会」を立ち上げ、更にこれを機会に理事だけでなく、一般会員も毎月第2月曜日の「読む会」に参加しました。

昭和2年1月から昭和9年末までの昭和編の日記を毎月1回、輪読して令和3年5月に約7年間で読み終わりました。令和3年11月に7年間の日記を1冊にまとめた「片岡日記 昭和編」を刊行しました。
大正の震災前の日記の大半は震災で消失していますが、辛うじて倒壊した家から出てきた大正10年1月から大正11年12月分については令和3年6月から令和4年3月まで輪読し、終了しました。なお、関東大震災後については既に『小田原史談』160号〜221号に収載して翻刻済みです。

令和4年3月からは明治35年4月からの明治時代の日記を引き続き、毎月第2と第4月曜日に「読む会」で輪読します。
順次、下記に記事内容をキーワードと短文とで記していきます。

片岡永左衛門日記 について

 明治35年から昭和9年まで日記を記し続けた片岡永左衛門氏は、1860年(万延元年)小田原宿の本陣であった片岡家に生まれました。明治維新を経験し、明治22年新たな小田原町が誕生したその年に29歳の若さで町会議員となります。 以降、小田原町助役町長職務代理助役を歴任し、小田原町の行政に手腕を振るいます。明治38年助役辞任後は藤沢銀行(現在の横浜銀行の前身)小田原代理店長に就任しますが、この頃から郷土史家としての道を歩み始めます。

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星野 和子

 永左衛門氏の研ぎ澄まされた視点から書き続けられたこの日記は、まとまった近代の小田原を記した史料が現在殆ど残されていない中で大変貴重なものといえます。今まで断片的にしか利用されていなかった日記ですが、翻刻作業とともに全体像を探っていくことは大変興味深いと思います。
 ご一緒に小田原町の出来事や雰囲気を感じ取ってみませんか。
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片岡永左衛門日記

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こぼれ話  第1回

今回から片岡日記の紹介記事の内容を変更して、「読む会」のメンバーが「片岡日記 明治編」を解読中に各々興味を持った事柄について書いたものを「こぼれ話」として掲載します。

第一話 貰子

 明治三十五年  五月九日 辰晴

午前農商務省水産局技師□川温氏来場。(中略)同氏は今度九州の沿岸を視察せられたりとて種々談話せられし中に、邦人の朝鮮海に遠洋漁業する漁者は貰子多くして実子少なしと。人情は左も有べし。航海業も非常に発達し、釜山よりは風波有も和製漁船にて十時間にて来航せりと。

「貰子って何?」の質問がどなたからあったので、福島さんが答えてくれました。
「私が生まれ育ったのは新玉本源寺付近。近くの古新宿には同級生が沢山いて、古新宿は江戸時代に入る前から鮪漁が盛んだったこと、昔はかなり貰子が多かった話を聞いてます。『専漁の村』(万年公民館十六区自治会)にも書いてありますよ。なぜ貰子が多かったのか。古新宿は高知・御前崎と並んで三大水揚げ地と言われていた頃があり、近海だけでなく歯舞色丹、宮崎あたりまで漁に行くんですよ。しかし大正になって発動機の時代になると海難事故が多い、だから死亡事故多い、これも貰子が多い原因だと思うんです。」
なるほど、小田原にも貰子がいたのか、と興味を持ち少し調べてみました。引用ばかりで肩身が狭いのですが紹介しましょう。
 まず、福島さんに紹介していただいた『専漁の村』に内田哲夫さんの研究ノート記述があります。

 昔仲のよかった船持ちの友だちの家に遊びにゆくと(中略)家族なのにみんな苗字が違
い、長男の彼が倍も年の違う人を呼びすてにしているのを何とも思わなかったが、後にあ
れが「貰いっ子」だと聞かされた。後年地方の少年に「千度小路っておっかねえとこだな、
子供のころいたずらすると、千度小路にやっちゃうぞと脅かされたもんだ。」(中略)此の
風習は一般的には労力の補給のためで、子供を出す農村では〝口べらし〟の為であった。

更に、川崎長太郎の次の小説を見つけたので冒頭部のみ紹介しましょう。小説とはいうものの自身の体験に深く基づいたものと推察できます。


 『うろこの記録』
旧幕時代の末期。
 近在の水呑百姓の三男、太次兵衛は、牛の背中にのり、小田原の漁師与五兵衛丸へ、貰
い子として、買われて行った。与五兵衛丸は、姓をのちに川崎と言い、現在でも、小田原
の漁師仲間に、相当な羽振りをきかしている。当時も、帆を掛けて、三宅、八丈あたりま
で、漁に出るマグロ船その他もつ、浜で指折りの船持ちであった。船子は、大概、零細な
金で、貧乏人から買いとった者達で、読み書きなどは滅多に習わぜず、沖へやって、はた
ち過ぎれば、女房をもたせ、長屋の一軒も当てがい、終生、自家の船へ乗り込ませる仕組
であった。与五兵衛丸のみならず、浜の船持ちは、すべて貰い子により、働き手の補充を
はかってきたもので、この風習は、ずっと大正時代の始め頃まで、小田原の浜に残ってい
た。(後略)

このように一口に「貰子」と云っても、明治から大正にかけて小田原にもあった、農村と漁村の構造的な問題であったことが浮かび上がってきます。(松島俊樹)
 

第二話「早かった!活動写真上映」

 明治三十五年 四月二十二日

午前二時頃、警鐘乱打に目覚れば、南方に当り火光甚しく且強風吹ければ、大火に至らんも知れざれば町役場にかけ付、書記を引連れ劇場富貴座を避難所に徴発し、現場に至れば四戸を焼失して鎮火せり。実に不幸中の大幸なりし(後略)

火災が発生し、避難所を強制的に富貴座にしたと記しています。「富貴座」?? 劇場? 寄席? 映画館? 明治時代に映画館? 歴史に疎い私の頭は、疑問符でいっぱいになりました。
日本最初の活動写真が公開されたのは明治32年(1899)。場所は東京歌舞伎座。
では、小田原にはいつ「活動」がはいってきたのでしょうか。『小田原市史』をめくって、びっくり。明治35年(1902)には公開されているのです。歌舞伎座で初公開されたわずか三年後のことです。早い!「新たな時代が駆け足で小田原の町にもやってきた」という印象を持ちました。
 当時は「活動写真」(単に「活動」とも)と呼ばれていて、「映画」と言われるようになったのは大正になってからとか。
さて、日記に出てきた「富貴座」はというと、明治14年(1881)「幸座」として開業。その後火災で焼失。明治26年(1893)に「若竹座」として再建されたものを引き継ぎ、明治29年(1896)には「富貴座」と改名されています。大正4年(1915)に映画の常設館になるまでは、各種の興行が行われていたようです。
松井須磨子による「復活」(カチューシャの唄)が大正3年(1914)に富貴座で上演されたことも驚きでした。
昭和33年(1958)に火災で使用不能になっていなかったらと、考えてしまいました。
映画史を調べてみるのも楽しそうだよと、片岡さんがヒントをくれた気がしています。(大井みち)

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​第62回

2023年5月8日 実施

資 料

明治39.3.4~明治39.3.31

担当 雨宮 

内容事項

二宮尊徳翁伝記編輯ノ為メ栢山村ニ滞在ノ留岡幸助氏ヲ訪問/ 本年ノ如キ降雪ハ古老モ未タ知ラサル由/ 隣家小原良三凱旋祝宴/ 郡会ニ於テ戦捷紀念トシ久野村・吉浜村ニ三百町歩殖林ヲ決議/ 御用邸ニ参邸セシニ両殿下御帰京在セラル旨ニテ御菓子及金五百疋ヲ賜/ 山王原海岸ニテ曳網ヲ両殿下ニ御覧ニ供シ/ 足柄下郡銀行同盟会ニ出席/ 小学校生徒製作品習字・図画・作文ヲ両殿下ノ御覧ニ供セリ/ 両宮殿下御帰京ニ付国府津停車場ニ奉送ス。町長及惣代三名ハ東京ニ奉送ス/ 露木真作凱旋/ 凱旋歓迎モ華美ヲ競ヒ、歓迎籏モ緞子・縮緬等ニテ調成シ、一流ニテ弐、参拾円以上四、五拾ヲ費スモノ有リ/ 小沢清兵衛方報徳会ニ至リ/ 第二中学校第一回卒業証書授与式ニ列席/ 入校者ハ八拾弐名、本回卒業者ハ三十九名/ 小田原町改良漁業組合改良漁船小田原丸ヲ進水/  

担当 福島

明治39.2.4~明治39.3.4

内容事項

小学校内同窓会図書室ニ書籍ヲ借用/ 出征兵士凱旋ヲ歓迎/ 凱旋歓迎ハ援護会ニ於テハ毎月廿五日ヲ歓迎日ト定メ、凱旋セル兵士ヲ一纏トシ、全町ニ通知シ松原社ニ於テ万歳三唱シ歓迎/ 凱旋歓迎ハ一回毎ニ華美トナリ、身分不相応ニ地走等ヲナシ、又知己ヨリハ歓迎籏ヲ送ルモ、其価壱流ニ付少キモ壱円ヨリ多キハ拾五円位ヲ要シ/ 
  小学校生徒一同ハ御用邸ニ参賀セシニ両内親王殿下御出御有リ。各生徒ニ半紙二折宛ヲ下賜有リ/ 貯蔵蜜柑手入/ 御用邸ニ於テ筑前琵琶ノ演奏有リ参邸/ 大海嘯義捐ノ返礼ヲ意味ナス町長首唱ノ東北地方凶作地義捐勧募ノ書面送レリ/ 小田原青年監開庁式/ 

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​第61回

2023年  4月24日 実施

資 料

明治39.1.4~明治39.2.4

担当 別生 

内容事項

二女出生/ 山田吉兵衛氏ニ本行宮ノ下代理店引受ヲ懇談/ 英国アームストロンク社兵器製造分工場及海軍造兵所用地ニ平塚ノ御料林ヲ伐栽/ 松原神社例祭ハ戦捷祝賀トシテ十四・十五・十六トシ、各町共花車家台ヲ引出シ家前ニ幔幕ヲ張リ近年希有ノ大祭ナリ/ 東京ヨリ斉藤三平氏来会御洗初会ヲナシ/ 常宮・周宮両殿下当御用邸ニ御避寒ヲ国府津停車場ニ奉迎/ 店員新年会ヲ柏又楼ニ開キ/ 御機嫌伺トシテ御用邸ニ伺候シ、両殿下御用掛リ加賀美光賢殿・任佐々木伯爵夫人面接/ 

担当 居原田

明治38.12.16~明治39.1.4

内容事項

満州軍大山大将以下上野歓迎場凱旋式ヲ観覧/ 各連隊旗ハ完全ノモノ無ク、只旗ノ周縁計リ纔ニ残レルヲ旗手ノ奉持/ 桜馬場柑橘園貯蔵小屋普請/ 出征軍人凱旋ノ歓迎/ 行員ト忘年ノ小宴/ 拙者助役在職中ノ功労ニ対シ町会ノ決議ヲ以テ感謝状及金百円ヲ持参/ 
授領セシ金百円ヲ父君ノ霊前ニ備ヘタリ/ 本期ハ好成跡ニテ本期賞与拙者ニ金弐拾五円及店員一同ニ夫々本店ヨリ贈与セラル/ 小学校拝賀式ニ参列、新年会ニ列席/ 松原神社ニ於テ凱旋ヲ歓迎。神酒神杯ヲ凱旋者ニ授与/ 老母・親一・龍夫・拙者四人辻村写真店ニ撮影/ 

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​第60回

2023年  4月10日 実施

資 料

・西岡兪明(にしおかゆめい)について
・アームストロング社と平塚

明治38.11.20~明治38.12.16

担当 青木 

内容事項

隠岐陸軍少将ノ凱旋ヲ新橋停車場ニ歓迎/ 二宮尊徳翁五拾年紀念会ニ参列/ 今井廣之助県会出勤中ノ処、暴漢ノ為メ負傷/ 小峯ニ執行ノ出征軍人家族援護会ノ主催戦病死者追悼会ニ出席/ 温州ヲ東京ニ出荷/ 宅ニ於テ報徳談話会ヲ添田氏等五氏と発会。翁ノ御教諭・御仕法・夜話等ヲ講読シ、社員各自ノ窮行談ヲナス事ト決シ/ 出京、御洗席・吉川先生夫人ノ会葬/

担当 府川

明治38.10.22~明治38.11.19

内容事項

東京市ニ於テ連合艦隊ノ歓迎有リ/ 海軍機関大監関重忠氏等小田原出身軍人ノ凱旋歓迎祝宴/ 小田原町教育総会ニ出席。西岡諭(逾)明氏等ノ演舌有リ/ 平塚ニ英国アームストロンク会社枝工場ノ計画/ 柑橘採収ニ桜馬場ニ至リ/ 戦没者葬儀/ 御洗席ニ出席/ 宮ノ前ニ凱旋門落成シ二百二十個ノ電灯ヲ点シテ壮麗/ 陛下ノ伊勢内宮ニ御参拝ニ依リ各官庁ニ休暇ヲ賜リ、当行モ休業/ 尋常小田原小学校ニ於テ学芸会開会シ出席。会ハ生徒ノ修得セシ学芸ヲ実地ニ応用セシムル主旨/ 陛下神宮御参拝御還幸奉送トシテ国府津ニ出張/ 足柄下郡銀行同盟会ニ出席ス。藤沢貯蓄銀行支店ハ今回始メテ加盟/

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​第59回

2023年  3月27日 実施

資 料

 ・明治38年(1905)8月30日報知新聞号外記事
 ・明治38年(1905)9月6日昨日日比谷公園における国民大会紛擾記事

明治38.9.13~明治38.10.22

担当 松島 

内容事項

弘道会協議会ニ出席/ 援護会委員会ニ出席、助役岩田尚恒氏ヲ副会長ニ選挙/ 今井四郎助氏亜弗利加ターハン港ニ渡航ノ為メ出立/ 小田原教育会副会長及小田原小学校殖林会副会長ノ辞任書提出/ 報徳二宮神社々掌草山貞胤氏ノ追弔会ニ参列/ 新旧助役送迎会ニ出席/ 軍用缶詰製造所ハ日露講和ニヨリ製造ヲ中止/ 戦死者葬儀/ 行員一同第一回遠足会/ 川崎ニ下車ニ際シ来航英国艦隊将卒之帰途ニ逢フ/ 吉浜ニ至リ村長向笠省三氏ニ面会、借地買取リ交渉、鍛冶屋開墾地ニ至リ/ 入営ノ店員二名送別会大磯招仙閣ニテ開キ/ 大観艦式挙行、其他海軍歓迎等参観之為メ上京スル者多ク気車混雑/ 

担当 山口

明治38.8.13~明治38.9.13

内容事項

報徳二宮神社々掌草山貞胤氏病死/ 報知新聞号外ノ日露講和条件/ 我国ハ講和ヲ希望ノ事情ヲ有シ、償金ノ請求撤回シ樺太割取ヲ以テ終結スルノ止ヲ得サル/ 后任助役ニ岩田尚恒氏ヲ選挙/ 藤沢貯蓄銀行ハ本店藤沢町藤沢銀行内ニ有リ、藤沢銀行ハ資金弐十万円、支店ヲ横須賀・大磯ニ置キ、当支店ハ支店長則チ主任一人・店員三名・小使一人/ 日比谷公園ニ於ル国民大会紛擾ノ余波ヲ思召シテカ、本日当地御通過ニテ御帰京ニ相成可キ冨美宮・泰宮内親王殿下ハ御帰京御延行/ 藤沢本店ニ至リ重役諸氏及店員ニ初対面/ 拙詠ノ大日本歌道奨励会出版ノ忠烈歌集ニ編入セラタリ/ 
憲政本党ハ此期ヲ利用シテ党勢ヲ拡張セント其方針ヲ一変シ講和ニ対シ政府ヲ攻撃/

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​第58回

2023年  3月13日 実施

資 料

・地図 熊野川・北山川付近
・地図 紀伊半島  和歌山市  高野山・九度山

明治38.7.26~明治38.8.12

担当 田和 

内容事項

七月二十六日~三十一日 串本~汐見崎村(潮ノ岬)~串本〔止宿〕~(太平洋)〔汽船〕~古川(和歌山郊外)~〔人力車〕~和歌山〔止宿〕(和歌山城天守閣・和歌山商品陳列所・和歌ノ浦・南龍神社・東照宮・紀三井寺)~〔汽車〕~高野口~〔人力車〕~椎出~高野山(女人堂・不動堂・大師廟堂・金剛峯寺本堂)~椎出~〔人力車〕~高野口〔止宿〕~〔汽車〕~奈良(奈良県産物陳列所・博物館・興福寺)~〔汽車〕~名古屋~〔車中泊)~国府津。 道中無事帰宅ス/
 助役辞任認定通知書ヲ落手/ 郡役所等ニ在任中ノ謝辞。役場ノ場員ニ告別/ 藤沢貯蓄銀行小田原支店至リ取締役足立留二郎氏ニ面会/ 試験所ノ若林高久氏ニ柑橘剪定ヲ質問/ 小田原支店員等ト自宅ニテ小宴/ 万町防波堤資金預リ券、西海子定期預リ証等ヲ町長ニ引渡/

担当 早野

明治38.7.22~明治38.7.26

内容事項

七月二十二日~二十六日 入鹿村丸山~小河口~(北山川)〔渡船〕~木津呂~(北山川)〔渡船〕~玉置口~(瀞峡巡り)〔船〕~玉置口〔止宿〕~竹筒~(北山川)〔船〕~宮井~(十津川)〔渡船〕~河合~〔渡船〕~小津荷~(十津川)〔渡船〕~請川~本宮(熊野坐神社(熊野本宮))~請川~川湯〔止宿〕~請川~(十津川・新宮川・九里峡)〔船〕~新宮(熊野速玉神社)〔止宿〕~(人力車)~浜ノ宮(神武天皇頓宮跡・熊野三所大神・補陀洛寺)~井関~那智山(熊野夫須美神社(熊野那智大社)・青岸渡寺・飛滝神社・那智ノ滝)~天満~湯川〔止宿〕~大地~(蜂ノ巣壁)~浦神~古座~(古座川)〔渡船〕~西向~(橋杭岩)~串本(紀伊大島)

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​第57回

2023年  2月27日 実施

資 料

・紀伊半島地図
・片岡永左衛門の伊勢志摩(鳥羽~尾鷲)旅程 
・伊勢志摩旅行中の明治38年7月11日天気図(デジタル台風:100年天気データーベース)
・日本海海戦当日明治38年5月27日天気図(同上)

明治38.7.18~明治38.7.22

担当 今宮 

内容事項

七月十八日~二十二日 田曽~(五ヶ所湾)〔船〕~三浦~大江~慥柄(たしから)~贄(にえ)~東宮~奈屋浦〔止宿〕~東宮~河内~神崎~古和~棚橋~錦峠~錦浦〔止宿〕~(錦湾)〔船〕~名古~二郷~長島港~(熊野灘)〔船〕~白浦~矢口~(尾鷲湾)〔船〕~尾鷲〔止宿〕~八鬼山(三宝荒神ノ社)~三木里~(賀田湾)〔船〕~曽根~大泊(鬼ケ城の岩屋)~田村坂~木本〔止宿〕~〔人力車〕~有馬(獅子岩)〔人力車〕~神木~尾呂志~入鹿村丸山(棚田)

担当 大井

明治38.7.8~明治38.7.18

内容事項

戦死者葬儀/ 町議会代表ヨリ助役留任勧告サレルモ辞任ヲ懇請/ 
暫ク小閑ヲ得タレハ年来心ニ掛タル熊野ノ勝ヲ尋ント俄ニ思立チ、
七月十五日~十八日 国府津~〔車中泊〕~名古屋~〔汽車〕~山田(外宮・内宮)~〔馬車〕~山田町電気鉄道停車場~〔汽車〕~二見~〔人力車〕~鳥羽~日和山~鳥羽~〔汽船〕~(英虞湾)波切〔止宿〕~宮山(八大龍王社)~大王崎~船越~(英虞湾)〔船〕~多徳島(御木本真珠貝養殖所)~〔舩〕~浜島〔止宿〕~田曽

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​第56回

2023年  2月13日 実施

資 料

旅順陥落祝勝イルミナーションの古写真
片岡日記明治編余報 御殿場馬車鉄道・都留馬車鉄道・富士馬車鉄道。

明治38.6.4~明治38.7.8

担当 田口 

内容事項
今井廣之助氏ニ助役辞任書撤回スレトモ出勤ハ拙者ノ随意ニ任セラレ度旨ヲ回答セシ/ 
戦死者葬儀/ 霖雨ニテ晩麦及小麦ハ発芽スルモノ多ク平作ニ不及/ 
赤痢発生ニヨリ避病院開院/ 梅ノ実非常ノ不作/ 

担当 鳥越

明治38.5.24~明治38.6.4

内容事項
  五月廿七日~三十日 高世氏老母病気見舞ニ御殿場ニ下車。大坂ヨリ習志野ニ転送ノ露国捕虜ヲ見ル/ 御殿場鉄道馬車ニ乗ラス御殿場ヨリ篭坂峠迄歩ク。篭坂峠ヨリ小沼マデ都留鉄道馬車ニ乗車。小沼ニテ富士鉄道馬車ニ乗替エ谷村ニ止宿。鉄道馬車ニテ谷村ヨリ田原ノ滝カラ吉田ニ戻リ、河口湖ニテ舟ニ乗ル。吉田浅間神社ニ賽ス。馬車ニテ御殿場ニ帰着。 駿東郡二ノ岡村七社神社賽ス。外国人避暑家屋/ 露国太平洋艦隊全滅ノ号外/
 佐々木伯帰京トノコト故訪問/ 加藤町長ニ辞任書提出/ 鈴木英雄氏結婚披露招待有リ/

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​第55回

2023年  1月23日 実施

資 料

明治38.4.29~明治38.5.24

担当 雨宮 

内容事項
鍛冶屋ヨリ竹山ヲ経テ日尻山(聖岳)ヲ右ニ見湯本上ヨリ畑ノ平ヲ過キ、三枚橋ニ至ル/ 
第五回国債募集/ 
征露戦没ノ将士ヲ靖国神社ニ合祀大祭挙行ニ付、当御用邸ニ於テモ祭壇ヲ設ケ両殿下御親祭有リ、特ニ拙者ニモ参拝ヲ差免サレ参邸。祭壇ニハ蒐集ノ戦没将士写真ヲ置ク/ 
防波堤築造委員会ノ事務ヲ終了/ 宮ノ下ニ入浴ノ観戦独逸皇族カール・アントン親王殿下/ 缶詰製造所落成ニ付移転/ 御用邸ニ伺候シ佐々木伯ニ援護会旗揮毫ノ謝礼ニ柚餅ヲ贈呈/ 改良漁業組合創立総会。本会ハ松魚(カツオ)漁開始シ、進ンテ遠洋漁業ヲナスノ計画/ 
御用邸ニ参邸シ、両宮殿下帰京ニ付金百円ヲ当町ニ、拙者ニも金千五百疋ヲ下賜有リ/ 
戦死者ノ葬儀/ 援護会委員一同西村氏(御感ノ藤)ニ至リ観藤ノ宴ヲ開ク/ 尋常学校内御真影奉安所予定地ニ両殿下ノ御手植/ 加藤町長ニ助役辞任ヲ申出/ 
両宮殿下帰京ニ付見送リ供奉ナセシハ当郡長以下十八名。両宮殿下ハ御殿縁側ニ御出座セラレ御庭拝見ニ托シ暗ニ拝謁ヲ賜ル/ 
五月十六日~廿一日 上野公園ノ絵画展覧会ヲ見ル。靖国神社ヲ参拝、遊就館ニ戦利品ヲ観覧。 日比谷公園散歩、両宮殿下御生母ノ実父園基祥伯同行新宿御苑拝観。 駒込働坂薔薇新ニテ薔薇ヲ買、巣鴨ニテ盆栽観覧、大久保躑躅園散歩/ 品川妙華園ノ温室栽培西洋花木観覧。 蒲田菖蒲園観覧。 矢口村ノ新田神社・十寄神社、池上本門寺参詣。六郷ノ農科大学果樹園観覧/ 

担当 福島

明治38.3.27~明治38.4.29

内容事項
両殿下ヨリ出火被害者ニ金三拾円御下賜。佐々木伯ヨリ金二千疋ヲ贈与/ 両殿下ハ当町八十歳及九十歳ノ高齢者十六人ニ御菓子ヲ贈ル/ 第四回国庫債券/ 両陛下ヨリ下賜ノ御菓子ヲ佐々木高行伯ヨリ菓子弐個ヲ分与有/ 応招者ヲ国府津停車場ニ送ル/ 
本年度徴兵検査、壮丁百五十五人ニシテ甲種ニ五十人乙種ニ二十一人合格セリ。時局ノ為メ合格者丈ハ五尺ナリシヲ四尺九寸ト改正シ、多数ノ合格者ヲ出シタリ。
両宮殿下石垣山古城跡ニ御成ニ供奉/ 桜馬場柑橘園ニ至り剪枝/ 接木師ネ―フルノ接木/
今井氏ハ新聞業ノ件ニテ上京。同氏ノ新聞社ニテ戦地通信員ヨリ聞及タル戦況/ 
義勇艦隊(戦時補助船舶)設立費募集/ 板橋水利委員協議会/ 御用邸ニ三好宮内属ニ面会書籍ヲ貸与/ 応召者ヲ町境ニ送り/ 戦死者葬儀/ 露艦隊来航ニ付、漁師惣代ニ訓令ヲ伝達/

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​第54回

2023年  1月 9日 実施

資 料

明治38. 3. 7~明治38. 3.27

担当 別生 

内容事項

奉天・旅順占領ノ祝捷提灯行列ヲ挙行シ一同御用邸ニ参邸シ、祝捷会ニ御下金賜リ、当町出征戦病死者十三名ノ霊位ニ御備物料金賜ル/ 
桑嶋氏出張ニテ小黒ヨシ方ニテ淘宮術御入門ヲ了シテ御洗席ニ出席/ 加藤町長ノ長男醇氏ノ奉天付近ニ於テ重傷/ 先ニハ二男洋氏戦死シ今又此報有リ、気毒ノ至リナリ/
御用邸ニ伺候シ、宮殿下初御参内ニ付御祝儀トシテ皇太子殿下ヨリ両宮殿下ニ御贈与ノ鶴ノ子餅一重ヲ役場ニ御用邸ヨリ御下賜之御礼ヲ申上タリ。/
小学校生徒ノ祝捷旗行列ヲ挙行シ市中ヲ煉行キ、御用邸ニ参邸シ、遊技ヲ御覧ニ供ス/ 
出征家族援護会旗出来ニ付御用邸ニ持参シ、殿下御覧シタリ/
高等小学校・尋常小学校卒業証書授与式ニ臨席。本年ハ定期試験励行セシ為メ昨年比シ落第生多数/ 陸軍歩兵少尉加藤洋君葬儀/ 
幸町壱丁目ヨリ出火セシカハ直ニ御用邸ニ伺候シタリ。旧補修校ニ飛火シ十一戸ヲ焼失シ鎮火。先年種々ノ苦心ヲ以テ設立シタル補修科ハ今此校舎ヲ焼失シタルハ女子教育頓挫ヲ来ササルヤト心痛ノ至リナリ/

担当 居原田

明治38. 2.12~明治38. 3. 7

内容事項  

旧時小向井ハ有名ノ梅ノ産地ナリシカ、梨ノ利益梅以上ナレバ梅樹ヲ伐採シテ梨樹ヲ栽植/
充員応招者一名出立/ 応招者ヲ町堺ニ、又国府津ニ送ル/ 芸妓屋ハ料理店ト尖突シ休業届出ニ付警察署長ニ面会/ 御用邸ニ伺候シ両殿下松原神社及海岸ニ御成ニ付供奉/ 料理営業者・芸者屋営業者ヲ町役場ニ招集シ中裁ニ付和解/ 霊鷲行(漢詩)并引/ 
国府津ニ町長次男加藤少尉ノ遺骨ヲ迎フ。御用邸ヨリ三好宮内属モ同行/ 
宮ノ下富士屋主人ノ外国人ヨリ聞処ニ依レハ、英米両国我国ニ同情寄セルモ、政府ハ我国カ大勝シ列国ノ均勢ノ変ルヲ恐レ平和ノ意アルト雖モ、紳商輩ニ於テハ露国ヲ東亜ヨリ駆逐セサレハ事業ヲ起シ利益ヲ得ル不能サレハ我国ヲシテ其鋒ニ当ラシメントノ意思ヨリ未タ平和ヲ望ムニ至ラストノ説有リト。我国人モ東亜急先鋒トナリ満韓地方ノ事業ヲ計画ナセハ有利ナルヘシト/

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​第53回

2022年  12月 26日 実施

資 料

明治38. 1. 3~明治38. 2.11

担当 青木 

内容事項

旅順降伏祝捷ノ小学生徒ノ旗行列、全町祝捷提灯行列、電車会社本社前のイルミナーション・イルミネーション電車ノ運転/ 両殿下ヨリ鷲ノ挨拶トシテ賜リタル酒料金ヲ以テ援護会旗ノ調製ヲ決議/ 樟樹栽培組合創立ノ協議/ 松原神社例祭/ 板橋水利事件仲裁申込協議/ 戦病死者葬儀/ 車輛調達命アリ車輛数調査/ 二宮先生事跡取調ニテ留岡幸助氏来訪/ 
家屋税視察トシテ大磯・鎌倉。横浜ニ出張/ 国府津ニ周宮・常宮殿下ヲ奉迎/

担当 府川

明治37.12.23~明治38. 1. 3

内容事項  

充員応招者ヲ町境ニ見送リ/ 慰問袋ヲ辻村氏ニ送付/ 御用納ニ付役場員トノ小宴/
出征者遺骨ヲ国府津ニ出迎/ 凱旋ノ東郷大将上村中将通過ニ付歓迎ニ国府津ニ至ル。三人ノ将校遺骨ヲ各未亡人ノ持下車セラルルニ両将ハ車室ヨリ降立チ決別ノ礼セラル/ 
中山利喜三方桐樹ニ鷲ノ居ルヲ発見シ、西村元吉打止ル。露国ノ記章ナル鷲を元旦ニ取挫タルハ戦勝ノ吉兆ナリト大ニ喜ヒ/ 両宮殿下ノ高輪御殿ニ小田原町援護会ヨリ鷲ヲ献納シ、吉兆ナリトテ殿下ノ御意ニ叶イ御酒、御酒料ヲ賜リ/ 殿下ハ宮城に差上、陛下モ御満足ニ思召サレル/ 旅順降伏ノ電報有リ。諸人驚喜セリ/
乃木大将ノ旅順攻囲戦術ト二〇三高地ノ戦闘ヲ知人ヨリ伝聞。二〇三高地ハ砲撃観測所ナリ/

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​第52回

2022年 12月12日 実施

資 料

留岡幸助   須永傳蔵

明治37.11.22~明治37.12.23

担当 松島 

内容事項

援護会委員会川崎氏葬儀決議/ 向笠十韓国ニテ京釜鉄道ニ就職/ 鍛冶屋開墾地ノ小沢文蔵倅小作未墾地引揚、仝地ヲ徳次郎ニ貸与/ 出征軍人葬儀、例之通リ行装/ 加藤町長三男陸軍歩兵少尉加藤洋氏旅順方面ニテ戦死ノ電報/ 細君ハ出征者慰問袋募集/ 慰問袋ハ紙製ノ袋ニ手拭・ハンカチーフ・絵ハカキ・糸・針・ハミカキ・雑誌等金拾五銭内外ノ物ヲ封入/ 出征者遺骨迎ニ国府津ニ/ 出征者ヲ国府津ニ見送リ/ 本日出征者ノ兵種ハ第一国民、三十五以上ノ者ナレハ家族ノ生計ニ困難ヲ来ス者多ク/ 出征者ヲ町堺迄見送リ/ 負傷後送予備少尉堀氏談話ノ旅順二百三高地戦闘ノ模様/ 

担当 山口

明治37.10.22~明治37.11.21

内容事項  

出征者遺骨迎ニ国府津ニ/ 陸軍病傷兵ニシテ全快ノ者ハ一時帰省シ快癒ノ者ハ再招/ 山王川尻西方ニ屈曲シ正直ニ掘割シニ酒匂村民ヨリ苦情/ 
留岡幸助氏ヲ内務省ニ、午后巣鴨家庭学校ニ訪問セシニ旅行中。報徳ハ世界唯一ノ富国安民ノ良法ナレハ、留岡氏ハ先生ノ事績ヲ取調、材料蒐集。同事案扶助ノ為メ材料ヲ与エント訪問/ 二宮先生事蹟調査ノ為堀江義柄氏ヲ訪問/
国府津ニテ午前三時五十分通過ノ騎兵中尉加藤氏面会、出征歓送/ 第三回国庫債券応募勧誘/ 出征者葬儀/ 明日出征者ノ自宅訪問/ 出征者ヲ国府津停車場ニ送ル/ 傷病ニ依リ後送ノ当町出征者ニ面会/
箱根ノ紅葉ヲ見ント汽車ニ乗リ御殿場ニ下車シ、ヲトメ峠、仙石原、海尻ヨリ乗船、元箱根、芦之湯、畑ヲ経テ湯本ヨリ電車ニ乗リ帰宅/ 
金鶏勲章功五級勲五等旭単光章ヲ川崎中尉未亡人ニ贈付/ 海嘯義捐金ヲ分与。本日ヲ以テ結了/ 内務省ニ報徳ノ件ニテ留岡幸助氏、参事官井上友一氏ト会談/ 
群馬県強戸村ノ前仙石原村長兼同村選出早川水利組合委員須永傳蔵氏ノ葬儀/ 足尾鉱毒/ 

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​第51回

2022年 11月28日 実施

資 料

開戦から日本海海戦まで激闘500日間の記録

明治37.9.19~明治37.10.22

担当 田和 

内容事項

防波堤増築ノ件ニテ出張/ 各町出征者家族ヲ訪問/ 国府津ニ出征者見送リ/ 留岡幸助氏報徳ノ調査ツキ報徳神社ニテ面会/ 報徳社中例会ニ出席/ 海嘯義捐金残額金壱千三百五十八円ヲ神奈川県庁ヨリ下付/ 本年度小田原町兵役証書到着、合計九十三人ナリ/ 高田氏広島予備病院ニ於テ脚気病ニテ死亡。遺骨ノ迎ニ国府津ニ/ 高田氏葬儀ハ学校生徒、消防組楽隊、喪主、親族、郡長、警察署長、県会議員、各村代表者、会葬者凡千八百人ニシテ送葬/ 奉天遼陽間ノ戦況捷報号外/ 

担当 大井

明治37.8.25~明治37.9.18

内容事項  

出征家族援護会委員会開会/ 旅順背面ノ戦況ハ新聞ニ記載ヲ禁セラレル/ 大尉加藤氏負傷帰京/ 戦報ニ各新聞社ハ号外速報ヲ競ウ/ 遼陽占領祝捷ノ小学校生徒ノ旗行列、有志ノ提灯行列、惣勢二千五百人ヲ弐組/ 
出征者五嶋庄之助病気ノ由シ伝聞、妻ハ病気ニテ帰京セシ由通信有リシモ、恥シケレハ事実ヲ申出サリシニ、再三ナレハ止ヲ不得申シ上ル/ 榎本氏戦死ノ悔ニ/ 
津浪調査ニ当地出張ノ東京帝国大学長岡半太郎博士ノ説ニ拠レハ、相模湾海底地形ニヨリ気圧ノ感シ鋭ク纔ノ気圧ニモ感応有リ、一昨年ノ海嘯モ地震ノ故ナラスシテ気圧ノ関係ニヨル/ 
春亀齊丸三先師御命日ニ付御洗会ヲ開ク/ 昨夜来波響甚シ、午前六時出征者ヲ新宿町堺迄送リ帰途海岸ヲ巡視/

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​第50回

2022年 11月14日 実施

資 料

明治37.7.16~明治37.8.25

担当 今宮 

内容事項

午前四時弐十分入営者ヲ、六時充員招集ノ輸卒四名ヲ山王境迄送ル/ 
昨年度ヨリ着手ノ明治小田原町政史脱稿。/ 
満州冬営準備用トシテ当町ハ大麦三十一石、叺(かます)四百五、大縄二百八把ノ納付ヲ命セラレタリ/ 宮ノ下滞在英国武官ノ希望ニヨリ上下中郡警察署員其他有志者ノ撃釼柔術棒試合/ 国府津ニ陸軍少将閑院宮戴仁親王殿下出征ヲ歓送/ 補充輸卒充員招集令状ヲ授領シ交付/ 高世氏ノ件ニテ中田弁護士ニ面会/

担当 早野

明治37.6.18~明治37.7.15

内容事項  

湯河原温泉行ノ傷病兵当地通過ニヨリ慰問/ 
国府津停車場ニテ歩兵山口源二郎氏ノ母ハ出征スル大塔氏ニ、戦地ニ於テ源二郎ニ面会モアラハ内ノ事ハ一切心配セサル様伝言、此山口ハ貧困ニシテ小田原援護会ヨリ壱ヶ月弐円ヲ支給セシニモ不拘、無教育ナル此母ニシテ此伝言アルハ、実ニ我軍連戦連捷ヲ得ル所為ナルト感銘/ 
故歩兵大尉従六位勲五等功四級山田雅信氏ノ葬儀会葬。自宅出棺、警部二名、儀仗兵一小隊、生造花、名旗、櫃、親族、会葬将校及兵凡百五十人、諸会葬者、前後ニ儀仗兵一小隊。式場ニテ儀仗兵小銃ノ一斉発射、楽隊ノ奏楽。了リテ新橋ヨリ乗車/
当町徴兵験査ハ壮丁合計百四十六人、甲種合格五十二人、乙種三十六人/ 
衛生組長会ヲナシ赤痢病発生ヲ注意/ 国府津ニ満洲総司令官大山大将、児玉大将、福島中将ノ出征ヲ歓送。停車場ニ集りシハ四千余人/
宮ノ下ニ御避暑ノ裕仁親王雍仁親王両陛下乗車の電車ハ湯本前田橋近クニテ、線路屈曲ノ個所油ヲ引キ、其油ノ為メニ車輪後方ニ滑リ背進、後続電車ニ衝突スルカト思イシニ漸々後車モ退却、地勢ハ少シ高クナリタル為メ停車シ、衝突ヲ免ル/ 
夫亮司ノ東京ニ書籍店ノ本日開店ニヨリ長女尾崎ヨシ東京ニ移住/
出征シ国府津午前四時三十分着ノ汽車ニ乗車ノ露木真作ニ面会、見送/

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​第49回

2022年 10月24日 実施

資 料

明治37.5.17~明治37.6.17

担当 田口 

内容事項

露木真作ヲ、当町出征軍人ヲ国府津停車場ニ送ル/ 吉野艦、初瀬艦沈没、驚愕ス/ 陸軍大尉山田氏死亡ノ電報/ 第二回国庫債券応募勧誘書/ 
英国人ビーエッチ・チャンブレン当町出征軍人家族ニ対シ毎月金弐十四円送付ヲ申出/ 当町居住シ充員招集ニ応セシ者下士以下百六人。此多数ハ貧困者ナルモ、毎月有志者ヨリ定額ノ寄送ハ金百六円余ニシテ、此少額ヲ以テハ不充分ノ救助モナシ不能。止ヲ不得極貧ノ者ニ金壱円五十銭以上金三円五十銭以下ヲ給与。/
日本赤十字社神奈川県支部予備医員湯川氏応招ヲ送ル/ 出征家族ヲ訪問/

担当 鳥越

明治37.4.15~明治37.5.16

内容事項  

郡役所新築開庁/ 町会議員半数改選。二級有権者九六一、一級有権者一〇六。午前二級投票、午后壱級投票、各六名当選。予選セシ公認候補者・単独候補者競争セシモ公認候補当選/ 国債第二回払込/ 充員令状受領シ通知/ 明日出発ノ出征軍人ヲ訪問/ 九連城陥落祝捷トシテ町内ヲ凡四千余人ニテ提灯行列/ 親一当県橘樹郡農事試験場長ニ転任/ 軍用鑵詰製造所ハ当町漁商組合ノ事業トシテ製造開始/ 郵便電信局落成開局/

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​第48回

2022年 10月10日 実施

資 料

 日露戦争時の国庫債券募集について
 日露戦争時の小田原町国債券応募者表

明治37.3.16~明治37.4.15

担当 雨宮 

内容事項

両殿下大稲荷神社に御参拝の途高齢者に御菓子を賜る/ 
御用邸に御避寒之両宮殿下、帰京に付、国府津停車場に奉送す。町長他四名は東京御殿道奉送せり。国府津迄奉送人凡そ六十人あり/ 

女子部補修学校入学勧誘之為め各家を訪問/
町議会で助役に再選/ 小田原出征家族援護会と改称/ 出征軍人家族六戸に扶助料を分付/ 
今回国庫債券応募は本町居住者総計金拾五万四千円にて個人の応募已にて十万円に達せり/
天然痘発生に付患家を視察し避病院に患者を収容し開院する/

担当 大井

明治37.2.9~明治37.3.16

内容事項  

旅順砲撃之風聞あり、今朝の新聞により確実となる(日露戦争開戦)/ 
九日以来の戦況、警察署より到着に付、役場前に掲示す/ 出征軍人家族を慰問/
学校生徒一同、御用邸に参邸。先年殿下より賜たる愛国唱歌を謡唄/ 国債募集勧誘/
出征軍人家族扶助費出金/ 

当町出征軍人家族扶助費に大久保子爵より金弐百円寄付。両宮殿下より金参拾円御下賜/ 役場にて衆議院議員投票を開票/ 出征軍人扶助委員会を開く/
近衛第一師団全郡充員は弐百七十三人、徴馬百五十三頭/ 

当町避病院事務室死体室建築の入札/ 

出征軍人家族を訪問し、両殿下より下賜其他壱名に付金壱円つゝを分配/ 

征途軍人三十名及見送り人一同松原神社に参集、国府津停車場迄見送る。郡各村より集リたる出征軍人及見送り人三・四千人に達す/

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​第47回

2022年 9月26日 実施

資 料

明治37.1.1~明治37.2.9

担当 別生 

内容事項

人車鉄道に乗り親一同行吉浜開墾地に出張視察/ 
両宮殿下御迎えとして町長出京。国府津停車場に奉迎。御機嫌として御用邸に伺候/ 
松原神社神輿渡御あり韓国皇太后の為宮中喪中に付御用邸には渡御なし/ 
板橋水車事件郡役所に出頭板橋村長等と会談/ 

静岡県七郡連合開催柑橘品評会を縦覧。庵原袖師柑橘園を視察/ 

軍友会総会に出席。隠岐陸軍少将を始予後備佐尉官の演説あり/ 弘道会信用組合定会出席/ 
充員令状交付を伝聞直に町役場に出勤午后七時十五分海軍充員招集令状五枚を受領し七時五十分ニ交付了修し、午后九時十五分近衛師団充員招集令状十九枚を受領し十時四十分各自ニ交付了修ス/ 

午前0時五十五分第一師団充員招集令状九枚を受領し午前二時十五分各自に交付了修し。午前四時四十分第七師団充員招集令状一枚を受領し午前五時五十分交付を了修退出す/ 

昨夜来軍国事務繁忙の旨に依り御用邸御滞在両宮殿下より郡役所及び当町役場に御菓子五箱を賜り/ 

小峰に於て軍友会員予後備及補充兵は送別会を開く。当地居住後備陸軍少将隠岐重節氏は時局接迫の為熊本留守旅団長として午后二時発進せられ停車場迄見送り/ 

本日出発の充員三名を国府津停車場迄見送り/ 

各区長を招集し出征軍人遺族扶助の協議をなし、委員を選挙/

担当 居原田

明治36.11.29~明治37.1.1

内容事項  

蜜柑採収を見回る/ 

郡会で防波堤建設費補助金一千万円請願協議。町会で防波堤設計変更の決議。/ 

親一の長男誕生。龍夫と命名/ 

監獄支署敷地売買契約結了。谷津新光明寺と高長寺之中間に撰定/ 

日露問題も平和の傾向何となく変調来たす。役場是に対し働員令に付注意/ 

町会議員協議会にて箱根電水会社と当町の契約を解除の議を可決/

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​第46回

2022年 9月12日 実施

資 料

 足柄紳士録
 明治時代、小田原の商家
 百家名鑑(小田原分)

明治36.10.28~明治36.11.28

担当 青木 

内容事項
 辻村氏御洗出席。桒嶋氏出張に付御洗を開席/ 
従来神奈川県郡部は政友会の地盤にて、県会議員も政友会員多数で驕暴の所行多く、悪徳を極め、今回の選挙に際し県政刷新を称道するに至り、刷新派に属する議員(政進両派)郡部に半数を得た。/ 蜜柑を東京に出荷/ 代官町防波堤石垣出来見分/ 
 新聞紙報道では日露交渉も平和に傾きあり/ 
 中将範茂卿神社建設に付首唱の同意を乞れ賛成の調印/ 
 辻村泰兄氏より借覧の明治三、四年の御用留返却。柳川久次郎氏に慶応年間の助郷の事情を、久保田義敬氏に維新前後の経歴談を聞く/
 板橋水道決潰事件は更に名古屋控訴院に移された/ 下郡教育会評議員会を開く/
 師団機働演習に付準備の為最乗寺より借入の蒲団四百枚来着。舎営司令来着し、総員二千五百四十余人宿舎を割当る。軍隊の到着は夜に入りたれば宿舎の案内は軍友会々員にて引受ける。/
 第二中学校(小田原)建築費寄付の賞として木杯八十、褒状三百六十を県庁より授領配付す/

担当 府川

明治36.9.30~明治36.10.28

内容事項
市中に散在せし娼妓貸座敷は移転工事落成し指定地に移転した。遊郭地を初音新地と命名/

吉田義方氏などから明治初年の町政の模様を、関重麿氏から小学校基本金の由来を、戸沢政恒氏などから明治初年之学校談・沿革談を聞く。終日家で町史財料の取調をなす/

在郷軍人の小田原軍友会発会式/ 監獄署移転予定地を巡る/ 丸三先師命日に付御洗開席/

県庁に海岸防波堤補助費請願の主旨陳情/ 防波堤築造を巡視/

警察署・消防組頭同行、各部消防組機具の点見/

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​第45回

2022年 8月22日 実施

資 料

 

明治36.9.2~明治36.9.30 

担当 松島 

内容事項
波濤大きく高潮時午前四時海岸巡視し格別の事無し。 嬉しく感じたるは防波堤出来住民安 眠の様子なり。町会にて海岸防波堤千百七十九間三分、築造費金三万七百四十六円二十三銭の八分を地方税より補助の請願を議決/ 
環翠楼での箱根湖水引用事件調停式に出席。式場に箱根神社の祭壇を設け、神奈川・静岡両県知事など着席、調停者貴族院議員冨田鉄之助氏、両水理組合管理者ハ神壇に進みて両管理者は調停応諾の主旨を衆員に告げる。近来渇水の為引水せんとし訴訟を起こし、十分の一の引量を早川筋に引水するの約を以て調停/
宮ノ下滞在の皇孫殿下帰京に付役場前にて奉迎/ 県会議員選挙。当町有権者三百八十八人/ 郡会議員選挙/

担当 大井

明治36.7.31~明治36.9.1

内容事項
応急防波堤落成に付見分に出張/  足柄下郡教育会発会式にて拙者幹事に当選/
第二中学校長吉田庫三(吉田松陰の嗣子と云う(甥で吉田家を再興し11代となる))は公事に不徳の行為あり名誉会員選挙を退席。/
第十四区、第十三区などの各区の教育支会発会式に出席/ 
防波堤の件で代官町、千度小路等の委員と会合。 拙者は防波堤工事に特別尽力ありと昼食を供された。郡長の堤防工事巡視に同行/ 
桜馬場蜜柑園の見回り/ 農商務省大臣杉浦圭吾が水産講習所視察/ 
足柄下郡教育会講習会終了証書授与式出席/ 町会終了後県会議員候補者を協議/ 
役場書類は紛雑極め町史編纂を思い立ち調査に着手/
芝増上寺上人の昨年海嘯水死者追弔法要/
防波堤設計委員会第一回開く/ 

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​第44回

2022年 8月 8日 実施

資 料

 

明治36.6.18~明治36.7.31

担当 今宮 

​キーワード

 御帰京の周宮常宮殿下国府津御通過に付送迎/ 相模日報発刊式出席/ 
 人車鉄道満員のため一泊/ 翌朝真鶴港発気船に乗り小田原に着岸出勤/

担当 田口

明治36.5.8~明治36.6.18

​キーワード

 県土木官吏遊廓移転地見分/ 千葉県派遣勧業視察員を桜馬場柑橘園に案内/ 
 万年町防波堤築造を巡見/ 常宮周宮両殿下大坂博覧会に御成に付国府津停車場に送迎/
 赤痢発生に付避病院開設/ 飯田氏御洗席出席/ 桜馬場柑橘園にて施肥指揮/ 
 徴兵抽籤執行の視察として師団長東伏見宮殿下当町に来着/ 

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​第43回

2022年 7月 11日 実施

資 料

 

明治36.4.7~明治36.5.7

担当 鳥越 

​キーワード

 接木屋金柑温州柚ネーブルの接木なす/ 
 小田原高等小学校女子補修科分教場開設式に至り愉快なり/
 防波堤築造地調査/ 東京博物館内特別展覧会にて狩野派光琳派の絵画縦覧/
 防波堤幹事会副委員長に就職/ 静岡に学事視察/ 
 小田原より熱海宮ノ下横浜東京などへ電話開通/

 東京横浜は電話料二十五銭呼出料十五銭/ 
 海軍機関学校生徒弐百名行軍旅行として当町に一泊/

担当 早野

明治36.3.5~明治36.4.7

​キーワード

 桑島先生来車御洗席/ 高等補修学校修繕見分/ 蜜柑接木の相談/ 競馬場に競馬見物/ 

 小学校証書授与式にて両殿下御使佐々木伯爵夫人佐々木高美未亡人隣席にて殿下よりの難波高津宮の摺絵を生徒職員に御下賜/ 

 ネーブル柑苗木拾到着/

 教育上の功労にて木杯を神奈川県庁より下賜せられ、拙者就職以来教育に心を傾けしに此賞与に接ければ満足の至り/

 予算原案三万一千五百弐十七円六銭より壱千九百七十七円削除で決す/ 
 幼年学校生徒五百余名当町止宿/

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​第42回

2022年 6月 27日 実施

資 料

 

明治36.2.26~明治36.3.5

担当 福島 

​キーワード

 吉田町長辞任/ 加藤定通後任町長当選/ 拙者が助役勤続して新町長補佐を条件とす

 衆議院議員選挙/ 今回の選挙は金銭の授受少なく前回に対し活気なし/ 
 加藤定通町長就職し拙者の町長代理を解く/

担当 別生

明治36.2.22~明治36.2.25

​キーワード

 尾崎佐兵衛葬儀/

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​第41回

2022年 6月 13日 実施

資 料

 日本語は変化「揺れ」ていた
 伊豆沼豆方面地図
 片岡日記(明治編)検索(青木氏)

明治36.1.12~明治36.2.21

担当 居原田 

​キーワード

 海嘯被害人救助金分与/ 松原神社例祭海嘯の為余興等遠慮し甚だ淋しい/ 
 町長問題解決の為辞表を提出し、明日より出勤せずと申含め退出。/ 
 沼津静岡伊豆方面を7日間旅行/ 静岡で柑橘品評会縦覧/ 
 静岡品評会受賞温州数個を柑橘栽培者に分与/ 御洗席発会/ 
 弘道会小田原支会信用組合惣会出席/ 吉田義方町長当選/ 
 大日本武徳奨励会足柄下郡支部大会出席/ 防波堤築造費補助出願の件にて郡長に面会/ 
 尾崎佐兵衛死去/ 

担当 青木

明治35.12.19~明治36.1.11

​キーワード

 湖水事件委員会開会/ 星崎廣助証人として予審廷に出廷/ 大磯町大火六百四拾軒被災/ 
 町長選挙委員会で町長候補者に選定されるが委員等に当選なすも就職せずと申告/
 沼津仏教報尊会・徳雲寺の義捐衣類分配/ 海嘯罹災義捐金・救助金分与
 郡長に義捐金・救助金分与の一段落を報告/ 衆議院解散/ 
 海嘯以来の救助其の他事務に付いては各区長、救護所委員、治療所委員、義捐金募集委員の諸氏の尽力で好結果を得た。私事を抛ち全力を注したる感ある。

​ 始めて結実の自園ネーブルを食味品評/ 

 海嘯罹災義捐金などお礼に県知事、警部長、横浜市助役、横浜新報社、横須賀の三氏を訪問/

 万歳楽三河の鶴太夫来る/ 消防組出初/ 当町消防組員五百九十五名ポンプ拾八台二十組/

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​第40回

2022年 5月 23日 実施

資 料

 箱根湖水事件について

明治35.11.20~明治35.12.19

担当 山口 

​キーワード

 柑橘畑開墾費借入の為抵当地所登記/ 吉浜村村長と借地料を協議/ 
 鍛冶屋開墾地にて小作人に開墾上の指揮をなす/ 
 桑島先生出席御洗席/ 今井氏衆議院議員選挙違反で入獄し満期にて出獄/ 
 足柄下郡准教員講習会終了証書授与式/ 水源地調査に板橋水門に出張/
 湖水事件は貴族院議員冨田辰之助氏の仲裁に任す事とし、仲裁案は一分を早川に、九分を駿東郡に流す。駿河の方は水田に多量の引水するも相模の方は多量の流水を要しなかったが近年水力事業で流水が必要になり交渉するが要領を得ず公訴となる。/ 
 高等小学校校舎落成/ 海嘯被災義捐金分与/ 
 両陛下両殿下御下賜金と県庁取扱義捐金一万千百十九円/ 
 材木・金物・石・漁具・米の商人を指定し、商人に代金を仕払い物品の預り切手を被害民に授与し被害民は現品なり又は金円に引替なり自由に任す/

担当 府川

明治35.10.17~明治35.11.20

​キーワード

 上京し日本赤十字社総会に出席し職員徴章受領/ 各地方よりの参列社員12万人/ 
芝公園での赤十字社員園遊会に参加/ 藤沢清浄光寺にての海嘯溺死者追弔法要出席/ 
 松原神社にて義捐物品分与/ 義捐委員会/ 各宗派の海嘯追弔会に出席/ 防波委員会/ 
辻村泰兄氏御洗席/ 国府津停車場にて熊本県行幸の陛下奏迎送/ 温州蜜柑東京へ出荷/ 義捐白米を海嘯被害者三千四百人に分与/ 

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​第39回

2022年 5月  9日 実施

資 料

 1,小田原警察署が記した明治35年の自然災害 この年は自然災害が多発
  8月7・8日 強雨 入車鉄道不通、東海道鉄道松田一国府津間不通
  9月4~ 6日 激浪 小田原を中心に床上・床下浸水300戸以上 損害2920余円
  9月28日 降雨。強風、後暴風雨、勢力弱まり激浪となる
 2,小田原に滞在した明治天皇の皇女達

明治35.9.29~明治35.10.17

担当 松島 

​キーワード

 県知事の被害巡視/ 罹災者治療所を旧養蚕講習所に移す/ 義捐金募集を協議/ 
 県会議員選挙実施/ 波除土手再築の出願/ 周宮常宮両殿下より被害民に五百円下賜/ 
 内務大臣被災地視察/ 

担当 大井

明治35.9.5~明治35.9.29

​キーワード

 九月五日大波被害家屋半壊拾軒浸水百余軒/
 下郡学事会(小学校教員研修会)発会式/ 例年の当町水道浚渫/ 桜馬場柑橘園を見る/ 
 廸宮殿下の奉迎と国府津迄奉送。生徒は郡役所前で奉迎/ 
 九月二十八日大海嘯発生。午前四時頃より雨に風が加わり七時頃激しくなるも十時頃平穏になる。十時半役場宿直より非常の波浪発生報告に接す。幸町海岸に出ると小山の如き浪、一度の波で六、七十戸が潰れた。波浪の巻込みから漸く逃延びた。万年町に至るも何ともし難き、古新宿の道路の両側の潰れ家の上を波が越える。新宿では浸水三尺に及び屋上に避難した者を舟で救助。幸町より十字町新久を巡視。筆紙に尽きし難き被害。先年の三陸海嘯の図絵を見るに絵空事と思しが眼前の有様を見て事実と覚えた。/ 
 十五、六尺の新久旧砲台上にある森子爵邸の家屋破潰/  

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​第38回

2022年 4月 25日 実施

資 料

 

明治35.8.8~明治35.9.5 

担当 今宮 

​キーワード

 大雨で松田以東不通にて親一国府津迄歩いて帰省/ 衆議院選挙/ 
 単身渡米者多くあり、音信不通で残された家族に生活困窮者あり/ 松原神社の朝顔会/

 函左教育会講習証書授与式出席/ 

 廸宮殿下宮ノ下御用邸行啓に付国府津駅に奉迎、湯本駅迄奉送/ 
 東京湾要塞砲兵六百四十五人当町止宿/ 在郷軍人簡閲点呼あり/ 
 海岸波除土手自然の破壊に任せたままのため大波が人家を浸水破損する/ 

担当 田口

明治35.7.11~明治35.8.8

​キーワード

 今は七夕の竹飾りするもの無くなる/ お盆が新暦に改まる/ 
 水死者供養の太さ二、三尺、高さ三十尺の大松明/ 浜砂利採収で浜地狭くなる。/ 
 避病院に精神病者監禁室設置/

 町議会で裁縫補修学校設置の議決。女子教育は多年の希望で種子の播付けとなる。高等女学校に為す迄に至らんことを祈望す/ 尾崎晴彦写真機持参し写した/
 交通解除とは伝染病患者を病院に収容後、患者の家屋を消毒し防疫の為5日間家屋の出入りを遮断し、5日後に居住者を健康診断して異常なければ交通(家屋の出入)自由とする/ 
 大雨で町内各地浸水被害/ 

 明治35. 5.24~明治35. 6.16

​担当 早野

キーワード

 天然痘種痘接種/ 国道修繕用浜砂利採取で海岸後退し波濤で堤防破損し海岸住民苦情/ 
 流行のパナマ帽買う/ 小学校女子部卒業生などの睦会総会に出席/ 蓮正寺に蛍見物/ 
 苗代害虫駆除の灯火/ 娼妓貸座敷移転問題/ 
 煙草専門の老農(篤農家)で報徳二宮神社(初代)社掌草山貞胤氏当町共有地を模範畑用に借用で来談/ 
 赤十字社準備看護婦卒業披露で来場/ 斎藤緑雨に面会/ 小杉天外方を巡見/  
 赤痢患者1名発生したが、正式には町立避病院開設すべきであるが、医師1名他7名雇入れなければならず、財政負担多くやむを得ず、説諭し私立足柄病院に入院、患者自己負担となる。赤痢患者発生で警察署長の談示あり。/ 赤痢患者続発し止むを得ず避病院開設。/ 
 電話架設を出願/ 寺西氏町長就職固辞付拙者町長就職を勧誘されたが辞退/ 
 箱根湖より引水上水道計画案/ 

キーワード
 郡役所に徴兵署を臨時設置。徴兵検査は身長、眼力・耳鼻咽喉、医官の身体、学術試験。甲は徴兵、乙は補充徴兵、丙は国民軍、丁は免役。小田原町で172名中合格者甲13名、乙34人。例年より不合格者多い。/
 吉浜村共有地借地料で村長来談/ 桒嶋先生来臨の御洗席に出席/ 
 伝染病費不正で国府津村長収入役等職員45名警察署に拘引/ 
 邸内の梅実豊収で70余俵採収/ 近衛歩兵二大隊当町宿泊/
 兵士宿泊三食三十銭で宿舎主は多少損害を受ける/ 止宿兵卒の過失により高瀬方で出火/

 明治35. 6.16~明治35. 7.11

​担当 鳥越

第37回

2022年4月11日 実施

資 料
 ・斎藤緑雨と小杉天外
 ・小田原町市街全図(明治37年8月発行)

 明治35. 4.21~明治35. 5. 4

​担当 別生

人車鉄道
「一枚の古い写真」(小田原市立図書館)より転載

キーワード

 小田原町伝染病院の赤痢患者全治退院し閉院/ 強風中の火事で富貴座を避難所に徴発/
 隣家の佐々木高美氏別邸に保養中の権典侍千種氏から両殿下より下賜の菓子の贈与/
 小田原町会が足柄下郡長不信任決議、また県知事に請願して前郡長は鎌倉郡長に転任/
 長男親一静岡県庵原郡農事巡回教師に赴任/ 
 嫁(親一妻)が死産、老母は赤根木綿の初衣を縫っていて落胆/ 5月5日の節句の凧揚げ/
 女子補修学校校舎にする修繕のため元下郡養蚕伝習所を見分/ 町税滞納者の差押え/
 東海道旧宿駅に散在娼家の指定地遊郭移転問題/
 関ツルを奉公先の東京早川氏夫妻に引合せ、智育開発の一助にツルを上野の絵画展覧会・博物館に同道。皇太子殿下の通輦に逢う/

キーワード
 今井廣之助町長辞職で町長代理助役となる/
 板倉氏の温州蜜柑を見学。小田原藩主が他の大名から贈られ食した唐蜜柑の種が発芽成長したのを接穂したもの。これは温州蜜柑の小田原地方伝来の始めか。/
 助役就任して就学督促し入学児童率を増加す/ 県会議員補欠選挙で前町長今井氏当選/
 函東教育会総会/ 町長選挙で寺西台助氏当選/ 避病院工事巡視/

 警察署長と塵芥捨て場予定地見分/ 人車鉄道動力変更のための測量開始/

 明治35. 5. 4~明治35. 5.24

​担当 福島

第36回

2022年3月14日 実施

資 料
 ・郡長不信任問題について
 ・小田原町会と郡会、県の動き

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 T11.10.31~T11.12. 9

​担当 大井

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解体中の小田原城天守閣
「目で見る小田原の歩み」

(小田原市立図書館)より転載

キーワード
 野州御影(大谷石)の切出しが多くなり、片浦地方は石の産額少ないため価格騰貴。/ 
 関重忠氏に先代重麿の「六十夢路」を借用。一読するに、戊辰で小田原藩は初め勤皇であったが佐幕となったのは重麿等の奔走の結果にして、成績から顧みると不臣より他の言葉なし。/
 草山氏で道徳教会の会計調査/ 
 御用邸内角の平矢倉は安政五六年に焼亡し新築との話がある/
 永左衛門は宮内省内匠寮大属十時英司宛旧城内建物関する下の書状を出す。戊辰で小田原藩は方向を誤り藩主が城内の居住を憚り家老杉浦平太夫邸(161番地)に移った。旧藩主上京後足柄県参事の官舎になり、そして神奈川支庁となり、廃庁後裁判所と小田原学校となった。旧藩邸(二之丸御殿)は足柄県庁、神奈川支庁となり、支庁が足柄県参事官舎跡(161番地)に移転し、(明治9年)7月から9月の間に旧藩邸の建物が取崩された。旧藩邸は屋根が瓦でなくこけら葺きで藩主居間廻り以外は粗末な古建物であった。天守は明治4年6月から10月までの間に取崩されたと推定。天守の鯱は5,6尺の銅製で天正9年の銘があったとの倉橋老人の話があるが北条時代のものか参考書もなく研究できない。/
 小田原魚市場と両山田魚市場合併し株式会小田原魚市場開業/

キーワード
 四十二の二つ子の捨子の風習/ 柑橘園病害駆除消毒/ 
 真鶴まで汽車開通し小田原真鶴間の軽便鉄道廃止/ 蜜柑不作で高値/ 行員と忘年の晩餐/
 12月31日不況で商家の掛け取りの慌て出入りがあり午前2時帰宅/ 
 小田原銀行取付けあり 関西銀行取付け閉店/
 
 片岡日記大正編終了

 T11.12. 9~T11.12.31

​担当 居原田

第35回

2022年2月28日 実施

資 料
 ・石の話題 根府川石と小松石(真鶴産の石)
 ・旧城建物に関する史料蒐集の話題
 ・四十二の二つ子の捨子の風習
 
・関東大震災の罹災記録-実体験者の記録-

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​第34回

2022年 2月 実施

資 料

 ・辻村泰兄と道徳協会
 ・村山大仙

T11.9.13~T11.10.30

担当 山口 

​キーワード

 虎病(コレラ)予防注射に病院に行く。三浦小網代で虎病発生の古新宿漁船を発生地の三浦に追返すも汚物海中投棄の恐れあり三日間魚市場、出漁も休業。
 龍福寺の義人下田隼人碑の除幕式に出席。下田隼人は麦年貢中止を請願し強訴の罪で死罪、私かに錦織神社に祀られる。道徳協会専務理事辻村泰兄君死亡、村山大仙など理事来訪し帳簿整理を引受ける。
 帝国火災保険会社代理店評議委員会に出席 書画展の観覧 肥料購入の為農会立寄 
 早川の蜜柑栽培を見たが自園より数等下だ 高等女学校十五周年記念会

担当 府川

T11.8.10~T11.9.13

​キーワード

 鎌倉円覚寺での国民史学会の徳富猪一郎「仏光国師と北条時宗」の講演に感動。
 明星岳越を思立つ、小田原狩野間の馬車は時間不定なれば、松田で汽車を降り自動車で関本へ、最乗寺を経て明星岳鞍部から宮城野へ、ケーブルカーの早雲山下から明星岳を見る。
 高波堤防を越え山王川氾濫し浸水三百余 
 我大日本帝国民よ共産主義を発揮せよと書した拾銭紙幣発見
 国府津は鉄道小田原開通前に比し淋しい 酒匂も電車線路撤去後往来が淋しい

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​第33回

2022年 1月 実施

資 料

 ・佐々木高行について
 ・郡制廃止とは

T11.7. 5~T11.8.10

担当 松島 

​キーワード

 高橋箒菴が利休愛蔵の桂籠花立披露茶会を催す。
 龍夫日本アルプスに出立するも天候気遣い見合わせる。 
 町役場新築の為三の丸土手払下げが提出され、保勝会が老松の有る土手払下げ反対運動。
 山田淘席 浜施餓鬼大松明 保勝会主催の灯篭流し・花火打上げ・軍楽隊吹奏 
 消防ガソリンポンプの使用練習 山崎武夫君隊より帰り来訪軍縮も尉官級は影響なし

担当 田和(代行 星野)

T11.5.17~T11.7. 4

​キーワード

 郡制廃止につき郡有財産処分の臨時郡会が紛議。戦勝記念と植林を町村に譲与、郡立図書館を郡教育会に譲与、郡立物産陳列館を郡農会に譲与。
 頼山陽・春水等の書展覧会に行く、春水も余所蔵のものに及ぶものなし。
 大蓮寺本堂再建費寄付継続で檀家巡訪 大導寺淘席 故佐々木高行二十年追福祭典
 工賃騰貴し左官職組合より協調委員会に工賃値上請求 米国松輸入で松材価格低下 
 停車場付近の芸妓屋廃業 県立消毒所落成 熱海線建設事務所落成 

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​第32回

2021年12月 実施

資 料

 ・平岡吟舟(熙)について
 ・来日した英皇太子

T11.4.25~T11.5.17

担当 青木 

 英太子箱根遊覧のため小田原で下車。歓迎のアーチを設け紅白の幔幕が張られ、役場が英国旗を一括購入し有料で配布し、各戸に日英両国旗出す。英太子閑院宮邸で昼食。英太子の奔放な行動に妙な感あり。3日後の帰りは町民生徒が提灯を持って通過を見送り、午后10時30分に国府津駅から乗車。
逓信博物館招待につき午前六時発にて出京、東海道に関係の展覧会を見る。人目を引いたのは紀州徳川家七色ノ縫箔の衣類。玉川電車に乗る。松沢あたりまで諸々家屋の新設を見受る。交通機関の土地開発の偉功に今更ながら驚くの外ない。玉翠園から観望し、国領より再び電車乗る。

​キーワード

 町民生徒提灯持ち並列し英太子通過見送る 午後十時三十分国府津にて乗車
 強震あり少し被害あり すみ子発病し女学校退校非情の限り 保勝会植付けの堀端の躑躅

 保勝会植替え大藤発芽 カフェーレロート 大道寺淘席
 東京の成金平岡某の酒匂別荘 釣り会に懸賞金を出す 後任助役問題で山田又一来談
 逓信博物館特別展に招待される 玉川電車の土地開発 矢口の渡

担当 今宮

T11.3.30~T11.4.25

 行員と修善寺や三津等の西伊豆を旅行し、沼津で墓参。「旅中の歌日記」あり。大蓮寺先々代住職子息で逓信省海事官の吉田氏に土地売却金を渡すため上京し、吉田氏より大蓮寺新築費に弐百円寄付受ける。一木喜徳郎など知人を往訪し、親一宅に宿泊。観劇や展覧会参観、買い物をする。

​キーワード

 行員と修善寺・長岡・三津・江の浦・沼津を旅行 沼津で墓参 大久保神社大祭に参拝 
 銀行重役諸氏と箱根で観桜 吉田氏は大蓮寺先々代住職子息 土地売却金を渡す
 吉田氏より大蓮寺新築費に弐百円寄付受ける。ボルドーワインを初めて飲む 
 大国座で娘道成寺見る 高島屋・三越で展覧会見る 鳩居堂で薫香・榛原で短冊買う
 英太子箱根遊覧 歓迎のアーチと紅白の幔幕と各戸両国旗出す 閑院宮邸で昼食

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​第31回

2021年11月 実施

資 料

   ・加藤一夫(1887~1951)について

T11.2.7~T11.3.30

担当 鳥越 

​キーワード

 山田氏淘席に出席 小峰公園の梅樹減少 
 蜜柑相場少し上騰し貯蔵を出荷 暖気で貯蔵蜜柑腐敗し出荷多く東京相場下落
 社会主義者加藤一夫等主催の書画展覧会 巡査多数出張し入場者氏名を聴取 
 増上寺で亡父母の回向 逓信博物館特別展覧会に小田原問屋場仕形他7点貸与
 岩間先生来着淘席に出席 西村氏旧宅の老藤を保勝会寄付され御用邸傍町有地に移植 
 山王で出火強風により焼失家屋68

担当 松島

T10.12.28~T11.2.6

​キーワード

 高等女学校で新年交賀会 細君と平間寺大師参詣 本店支店長会出席
 警察署演武会を参観 報徳会出席 福住氏新年会出席 
 鎌倉の石井光男氏と朝鮮版古経の用談 
 山縣公逝去自動車にて帰京 役場前で町長議員等と奉送 
 高頭家から15円で買し涅槃経を石井氏に30円で売る 未亡人に売得15円を遣わす

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​第30回

2021年10月 実施

資 料

   ・『画文集 小田原古きよき頃』より
        ・小田原駅開業一周年  
        ・小学校3年生頃(大正6年)国府津に汽車を見に行く
        ・お祭り当日のこと
        ・小田原駅前の電車路線図と各種商店地図
   ・震災前の関東銀行小田原支店写真 『鉄道開通記念写真帳』より
   ・陸軍特別大演習
        ・1921年11月の武相陸軍特別大演習の場合
        ・大正10年、陸軍大演習で村中、大騒ぎ

   ・黄山谷について

T10.11.23~T10.12.28

担当 別生 

​キーワード

 斎藤兼吉の小学校図画手工に関する意見書 報徳社での友人会出席 強震で時計止まる 
 逗子に徳富蘇峰を訪問 片岡文書の副本を出し悦ばれる 
 持参の古刻の涅槃経を一覧してもらう 黄山谷詩集と石摺を見る 蘇峰と長時間懇談する
 山田又市家で玉堂の逸品を見る 徳富猪一郎発起の青山会館設立費寄付募金 
 国勢費の異議生じ解決に奔走

担当 居原田

T10.9.28~T10.11.23

​キーワード

 天候不良で米価昇騰 外米は麦と殆ど同価 鉄道開通50周年祝典 
 金沢を遊覧・伊勢佐木町散歩 小田原への鉄道開通壱カ年祝典 開通1ヶ年成績 
 国府津停車場の半減見込みが3割減 
 小田原の乗降1日平均4175人で横浜・名古屋間で首位 火葬場移転地探検 
 上野から夜行列車で日光へ 東照宮拝観 雪道を中禅寺湖畔のホテルまで歩く
 馬車で戦場原を経て日光駅へ 帝展観覧 降霰で稲田の米粒脱落 
 首相凶変(原敬首相暗殺) 大演習事前準備 国府津で大演習観覧 
 西軍司令梨本宮高等女学校に宿営生徒に饅頭を下さる 西軍網代港に上陸小田原に来宿
 大演習にて東宮殿下より遺族廃兵にお菓子賜る 文安2年奥書の北本大涅槃経零本 

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​第29回

2021年 9月 実施

資 料

 ・明治・大正期の町会議員等選挙について
 ・貯蓄銀行法
 ・沼田荷舟

T10.8.16~T10.9.27

担当 山口 

​キーワード

 帝国冷蔵会社取締役に親一当選 
 皇太子帰朝祝の小学校生徒及紡績女工の旗行列と町民提灯行列 沼田荷舟の画状 
 美術院展覧会観覧 長雨と冷気で米作を心配 電話架設で郵便局長に面会
 桜馬場柑橘園見廻り 東宮殿下帰朝後の宮ノ下御用邸行啓 停車場に歓迎緑門設置
 宮ノ下で松明の御紋章等文字と山路の提灯行列
 鑑真朝来唐招提寺旧蔵の黒石双龍之硯に垂涎三尺 奉迎門電燈点火観覧で雑踏

担当 大井

T10.6.20~T10.8.15

​キーワード

 慈眼寺貸家新築用道路新設資金借入の相談 友人会出席 
 旧藩主大久保家々扶退職慰労会 停車場前朝日開店 不況と天候不良で箱根も人出少い
 降雨多く稲草発育不良 貯蓄銀行法改正で対応協議の重役会 暑気続きで田作良好 

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​第28回

2021年 8月 実施

​資 料

T10.3.25~T10.4.19

担当  T 

​キーワード

 ケンペルの旅行記に書かれた外郎の阿仙薬の製法と使われ方 
 ケンペルは普段と違う小田原を見て、旅行記に書いた。
 《買取られないように店頭の商品を隠す 武家の住居を見せない 道路を入念に清掃 
 見付番所の武具の飾立て ケンペルは送迎の町名主などを見て住民が富裕と思った》 
 自動車との交通事故を危うく免れる 前町長岩田氏の助役推薦承認の町議会の状況
 桜馬場の蜜柑園施肥 小田原郵便局3等局から2等局に昇進 
 保勝会が堀端に電燈点燈し観桜客で賑わう 大久保神社大祭に大久保子爵来着 
 長男家族と小金井・荒川堤・船からの墨堤の観桜 表慶館倭画独立展観覧

担当 府川

T10.3.20~T10.6.18

​キーワード

 孫と石橋真田社参詣 早川木宮祭典と潮干で人出多い 町議会議員選挙投票 
 憲政側の主将吉田義之は次点落選で同志者が辞して繰上げ当選を図るが辞退 
 前香川県知事の鳥居氏を湯本村長に選定 日支書画展覧会観覧
 細君が腫物で足柄病院に入院 14日間の入院中に永左衛門は毎日見舞う
 公友会結成発起人依頼を謝絶 銀行組合行員慰安会創立の議熟し須賀海岸引網に参列 
 政友側の新旧町議会員の公友会結成 憲政側の自治倶楽部結成 
 鶴見花月園での行員慰労園遊会に出席 
 鎌倉郡村岡村で公租村費負担により農地維持が困難になる
 工賃騰貴して小作農が小作地返納して日雇い稼者が増加し地主が農地処分に困難す

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​第27回

2021年 7月 実施

​資 料

 ・今井廣之助の経歴および歴代小田原町長助役一覧
 ・ケンペルの『江戸参府旅行記』について
 ・『江戸参府旅行記』(東洋文庫)抜粋 箱根・小田原・平塚
 ・片岡日記 抜粋 呉秀三(ケンペルの『江戸参府紀行』の訳者・東京帝大名誉教授)

       の小田原石についての問合せと片岡永左衛門の回答

T10. 2. 9~T10. 3. 1

担当 青木

​キーワード

 町会議員立候補推薦辞退 鉄道開通前の浪華講と一新講の定宿の繁昌 
 鉄道開通後に繁昌が一変 広瀬重役が汽車で新年伊勢参宮

 鉄道開通前の伊勢参宮一団の装いと旅の様子

 《冬に東北辺からの参宮者は一団で笠に同じ印して餅を負って来て木賃で泊った  
 多いものは七、八十人もの一団で宿泊 服装は綿服 もろこし茎で織った脚絆 
 紙張の笠 維新後に赤色布の揃が流行 西洋傘の揃 黒の麁末な羅紗の半外套の揃 
 下総からの月星紋笠印の一団に鳶口を挟む者あり喧嘩口論し人気(じんき)悪った》
 桜馬場の温州蜜柑剪枝 新助役に岩田前町長当選について

担当 松島

T10. 3. 1~T10. 3.25

​キーワード

 今井町長の町政について 皇太子殿下欧州旅行安泰祈願 片岡文書の校正完了 

 鉄道開通祝賀会決算報告 国訳大蔵経(経典全集)の借用 

 大風による自宅便所転倒と大蓮寺庫裏大破 

 墓の五輪塔の庭へ移設の心得違いと売渡しの思い違い 長男の親を気遣う信書 

 ケンペルの旅行記に描かれた小田原

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​第26回

2021年 6月 実施

​資 料

 「片岡日記」昭和編 解題

今回から大正10年1月から11年12月の日記を読みます。

T10. 1. 1~T10. 1.16

担当 今宮

​キーワード

 元日の松原神社参拝と初日の出 関東貯蓄銀行藤沢本店重役会出席
 一見袴に見えるヒダ取の前掛け 小田原・熱海間の交通の変遷 山駕籠
 人力車通行による熱海の繁昌 大磯などの海水浴場開場で熱海の温泉客減少 
 人車鉄道 国勢調査と小田原町人口 副島種臣伯の揮毫 
 汽車開通で便利になるが騒音で眠りを妨げる 

担当 鳥越

T10. 1.16~T10. 2. 9

​キーワード

 荷車通行で道路破損と修繕と外灯取り付け 近年、裁縫を習う者多い 
 電話電燈線が多くなり、凧揚げが減少 小田原の凧揚げ 軽便鉄道 

 職人の賃金を決める小田原協調会の設立 洋食店の増加 

​第25回 

2021年 5月 実施

S9.11.25~S9.12.31

担当 居原田

​資 料

​キーワード

 丹那トンネル開通と祝賀行事 政党政治の混乱 大雄山線の小田原駅への延伸

担当 別生

​資 料

 

​キーワード

 故尾崎亮司と報徳講・小田原保勝会設立および小田原城濠保存

 稲葉家から大久保家への引渡書の序文執筆

 岡田寅吉の永眠と永左衛門の温州ミカン栽培 永左衛門所蔵の郷土史文献目録完成

 小田原城周囲延長調査結果

 片岡日記・昭和編終了

​第24回 

2021年 4月 実施

S9. 6.20~S9.11.24

担当 大井

​資 料

​キーワード

 水道委員会が水源設計変更と人事で紛糾 永左衛門の軽症の脳溢血発症

   子供達、知人、淘席社中の見舞い 尾崎亮司永眠

担当 山口

​資 料

 丹那トンネル開通と当時の社会状況について

​キーワード

 尾崎亮司葬儀 大久保忠真公の大久保神社への合祀出願

 箱根神社宮司、松本赳、奥津書記が著書の相談に、樋畑雪湖が丹那トンネル開通記念

 講演の相談に来訪 丹那開通記念展覧会へ資料貸出 水道委員会が人事で紛糾

​第23回 

2021年 3月 実施

S9. 4.28~S9. 6.19

担当 府川・佐久間

​資 料

​キーワード

 満州戦役の招魂祭に出席

 孫龍夫の結婚披露宴に臨席し招待者羽仁もと子の他人を頓着しない服装に驚く

 東郷平八郎の死を悼む 徳富蘇峰の放送を聞く 

担当 

​資 料

 

​キーワード

 長女嫁入り先の尾崎家について及び長女の良妻賢母ぶり

 孫の友人と「未登」の神山へ跋渉に行く

 強羅→大湧谷→神山→駒ヶ岳→箱根神社→宮ノ下と箱根の眺望を楽しむ

​第22回 

2020年12月 実施

S9. 3.31~S9. 4.27

担当 鳥越

​資 料

 新田神社の位置の変遷(東海道分間延絵図)及び縁起など 

 新田義貞の首塚について 建武中興600年祭との関係

 国家神道の神社への国・行政体の関与について

​キーワード

 大蓮寺入仏式臨席神林周菫僧正よりの手紙  

 水道委員辞表提出し委員会の紛糾を警告する  中田町長辞表提出

 水道問題が政争の具となり水源地変更問題など善後策も容易ならざる  
 渋沢方面へ遠足 

担当 今宮

​資 料

 新田神社の位置の変遷(東海道分間延絵図)及び縁起など 

 新田義貞の首塚について 建武中興600年祭との関係

 国家神道の神社への国・行政体の関与について

​キーワード

 大蓮寺修復完成 建武中興600年祭と新田神社供進使参向祭典 

 今井廣之助水道委員辞任の件を協議 加奈子出産 大蓮寺入仏法要 

​第21回 

2020年11月 実施

S9. 1.28~S9. 2.11

担当 松島

​資 料

  11月15日14時より小西薬局にて星野講師による講演有

​キーワード

 水道事件被告人の減刑嘆願と水源問題解決への動向協調覚書書の成立

担当 青木

​資 料

 11月15日14時より小西薬局にて星野講師による講演有

​キーワード

 昭和9年1月松原神社祭禮

​第20回 

2020年10月 実施

S8.12. 7~S9. 1. 3

担当 別生

​資 料

 横走りの関・駅とは、何処にあったのか 
 富士山噴火と東海道ルート変更 水道事件の総括的視点

​キーワード

 師長國庁研究 昭和皇太子誕生 金星食(?)
 水源問題解決への顛末 昭和9年大久保子爵家への年賀

担当 居原田

​資 料

 横走りの関・駅とは、何処にあったのか  

 富士山噴火と東海道ルート変更 水道事件の総括的視点

​キーワード

 駿東地方御殿場瀧口氏の案内で市内史跡巡り相中雑志再増補擱筆 

 水道事件被告人全員保釈 明治小田原町政誌謄写版出来上がる 

​第19回 

2020年 9月 実施

S8.10. 9~S8.11. 9

担当 山口

​資 料

 六本松峠の句碑(芭蕉と白雄)と趾碑 田島の古墳
 八郎兵衛峠→松浦武四郎「東海道山すじ日記」永左衛門氏の行程

​キーワード

 自身の墓石を建てる 水道問題釈放嘆願 秋名山から明神嶽への経緯 

 曽我六本松から田嶋古墳 駿東地方駿河小山(乗光寺)・竹の下(宝鏡院)

担当 田口

​資 料

 六本松峠の句碑(芭蕉と白雄)と趾碑 田島の古墳 

 八郎兵衛峠→松浦武四郎「東海道山すじ日記」永左衛門氏の行程

​キーワード

 万葉集の輪掛山・秋名山とは 桃源寺に北条弓大将鈴木大学の墓所探し

 大蓮寺再建地祭 湯本福住より間宮永好著「七湯志」借覧  万松大施餓鬼 

 程ヶ谷元本陣軽部氏にて戸塚宿の日光例幣勅使に関する文書

​第18回 

2020年 8月 実施

S8. 8. 8~S8. 9. 1

担当 佐久間 府川

​資 料

 小田原振興会の昭和8年行事(振興会発足昭和8年5月13日)
 ①保勝事業:時の鐘の復活
 ②観光招致事業:海水浴客招致の諸施設・夏の催事・
海水プール建設の調査他
 ③宣伝事業:案内地図・ポスター等作成・「小田原音頭」「大漁節」ラジオ放送
 ④その他:急行列車停車運動 裁判所支部昇格運動 

      テニス西村選手の歓迎・送別会 梅増殖事業(城内梅の木の植樹)他

​キーワード

 線香祭り 大漁祭り 防空演習(8/9) 選挙の建前と実態は別物と嘆く  

 大久保時代三の丸外郭門形跡現存杭打ち 大蓮寺本堂建築請負契約す
 善波峠道路問題も水源問題も一部政治家に政治利用され迷惑を被るのは地元民である
 伊藤公滄浪閣と憲法編集の関係に付穂積陳重・重遠博士に間合いに返書有 

 水道委員会の顔触れとその内実 干天による水不足

担当 

​資 料

 小田原振興会の昭和8年行事(振興会発足昭和8年5月13日)
 ①保勝事業:時の鐘の復活
 ②観光招致事業:海水浴客招致の諸施設・夏の催事・
海水プール建設の調査他
 ③宣伝事業:案内地図・ポスター等作成・「小田原音頭」「大漁節」ラジオ放送
 ④その他:急行列車停車運動 裁判所支部昇格運動 

      テニス西村選手の歓迎・送別会 梅増殖事業(城内梅の木の植樹)他

​キーワード

 大蓮寺施餓鬼 振興会による海水浴場の休憩所等の施設の設置 

 水道問題の政治的背景と解決に向けて奔走し苦慮する様子を自身の苦衷を吐露しつつ

 綴る 水源地富水試掘地より自然に水噴出し試掘問題は解決と 防空演習予行(8/2)

 振興会城内整備 納涼会の城堀灯篭流し

​第17回 

2020年 7月 実施

S8. 5.30~S7. 6.30

担当 鳥越

​資 料

 時の鐘のこと 安田靫彦と藤井白映のこと 水道事件ー暴動は防げたか

​キーワード

 河合玉堂の画鑑定(安田靫彦・藤井白瑛) 水源地暴動問題 

 日支部事変出征30人のうち2人戦死

担当 今宮

​資 料

 時の鐘のこと 安田靫彦と藤井白映のこと 水道事件ー暴動は防げたか

​キーワード

 明治小田原史謄写版の相談成る 時の鐘再び 北条時代の門口遺蹟見送り 

 大蓮寺再建に尽力 外郭跡の史跡保存の手続 から梅雨 水源地試掘着手

​第16回

2020年 2月 実施

S8. 3. 7~S7. 4.14

担当 別生

​資 料

 小田原町図書館会館(昭和8年4月1日)までの経緯

 御嶽神社のこと(新編相模風土記稿から) 町会議員選挙の新聞記事

 「昭和会」について 昭和4年4月の観桜会(桜を見る会)心得を発見
 片岡氏のお出かけコース図

​キーワード

 水道布設の起債認可と祝賀懇親会 小田原町図書館会館

 有信会史跡見学会南足柄方面(飯澤⇒岩留瀬⇒文明堤⇒平山滝⇒藤原範茂の墓)

担当 橋本

​資 料

 小田原町図書館会館(昭和8年4月1日)までの経緯

 御嶽神社のこと(新編相模風土記稿から) 町会議員選挙の新聞記事

 「昭和会」について 昭和4年4月の観桜会(桜を見る会)心得を発見
 片岡氏のお出かけコース図

​キーワード

 鎌倉浄妙寺(樋畑氏)⇒横浜・保存協会懸支部主催見学(大倉山) 町議会選挙

 久野総世寺⇒御嶽神社⇒五輪山

 史跡名勝天然記念物保存協会懸支部主催見学会案内(城路・報徳社)と講演

 史跡写真撮影(岩原観音堂・岩原城跡⇒神山神社⇒大稲荷神社)

​第15回

2020年 1月 実施

S7.12.14~S8. 1.12

担当 青木

​資 料

 次期テキスト【明治・大正】の選定

​キーワード

  中田町長再選にともなう混乱(従前の全会一致から政党対立による欠席者多数も多数決で押し切る)将来に禍根が?
 片岡家と尾崎家の略譜と片岡永左衛門略歴(岡部さん作)を配布

担当 松島

​資 料

 次期テキスト【明治・大正】の選定

​キーワード

 松原神社祭礼 永左衛門風邪受診 

 中田町長再選後も財政面からも不信有り議員から苦情百出 国際連盟脱退憂慮

 3月3日未明三陸金華山沖震源の地震有り

​第14回

2019年12月 実施

S7.11. 2~S7.11.12

担当 田口

​資 料

 日金山東光寺地蔵堂と請西藩士の箱根戊辰戦争戦没碑 

 小田原水道 昭和編(1)水道布設計画の再燃と水源地 資料・金時山・日金山 
 箱根戊辰戦争 遊撃隊の行程図

​キーワード

 陸軍演習と宿舎提供 

 箱根東北外輪(金時山)踏破と十国峠・日金山へ地蔵堂・箱根戊辰戦没碑などを参拝

 江嶋平八邸北白川宮演習宿所

担当 山口

​資 料

 日金山東光寺地蔵堂と請西藩士の箱根戊辰戦争戦没碑 

 小田原水道 昭和編(1)水道布設計画の再燃と水源地 資料・金時山・日金山 
 箱根戊辰戦争 遊撃隊の行程図

​キーワード

 水道委員会にて水源地変更 失業救済事業として起債申請 暴風被害 

 箱根戊辰遊撃隊士の墓所(早雲寺)参拝 図書館地鎮祭

​第13回

2019年11月 実施

S7. 8. 6~S7. 9.15

担当 T

​資 料

 佐々井信太郎 オキギス(沖鱚)

​キーワード

 大日本報徳会副会長佐々木信二郎(佐々井信太郎) 政府の払下げ米の売下

 本庄中将凱旋上京送迎

担当 佐久間

​資 料

 佐々井信太郎 オキギス(沖鱚)

​キーワード

 日支事変解決国連進展祈願祭 小田原蒲鉾の昨今の原料確保・製造について
 友信会例会での大名行列の講話 高等女学校創立二十五年記念会

 史跡天然記念協会神奈川県支部主催史跡見学

​第12回

2019年10月 実施

S7. 5.14~S7. 6.29

担当 居原田

​資 料

 辻村泰兄氏と道徳協会 木全多見氏と商工補修学校 佐々木高行氏 相中雑(襍)誌

 板橋:戊辰戦争慰霊碑 第二小学校聖蹟碑

​キーワード

 木全多見氏表彰 辻村泰兄発起道徳教会 相中雑誌増 板橋戊辰戦争慰霊碑

 明治天皇聖蹟碑

担当 今宮 鳥越

​資 料

 辻村泰兄氏と道徳協会 木全多見氏と商工補修学校 佐々木高行氏 相中雑(襍)誌

 板橋:戊辰戦争慰霊碑 第二小学校聖蹟碑

​キーワード

 武相叢書四編と駅鈴余音の収録状況 

 神奈川県歴史研究会発行歴史と郷土に幕末小田原藩について寄稿 戦死者の町葬

 足柄史料の役場での行方不明を嘆く

​第11回

2019年 9月 実施

S7. 4.22~S7. 5.14

担当 橋本

​資 料

 松原神社社史 橘川保氏新助役就任 大雄山鉄道と周辺道路事情

​キーワード

 箱根東外輪踏破(続き) 山北清水村大野氏で武田文書

担当 別生

​資 料

 松原神社社史 橘川保氏新助役就任 大雄山鉄道と周辺道路事情

​キーワード

 網漁の大量と価格の関係 松原神社社史 矢倉沢・田代氏訪問 橘川新助役

 平成輔贈位 箱根東外輪踏破

​第10回

2019年 8月 実施

S7. 3. 9~S7. 4. 1

担当 松島

​資 料

 戊午の密勅(蘇峰 鵜飼幸吉) 徴兵制保険案内 出征軍人援護会旗

​キーワード

 徳富蘇峰古稀祝賀会・相田二郎・北白川宮邸

担当 別生

​資 料

 戊午の密勅(蘇峰 鵜飼幸吉) 徴兵制保険案内 出征軍人援護会旗

​キーワード

 秀吉の制禁 江島平八家出火 輜重卒動員令 出征戦死者(尾上伍長)町葬

​第 9回

2019年 7月 実施

S7. 1. 6~S7. 2.11

担当 青木

​資 料

 小田原の水道事情その1

​キーワード

 安藤茂武(旧奈良屋) 松原神社祭典 七湯の枝折 戦死最初の遺骨到着

担当 山口

​資 料

 金輸出解禁、鶏鳴狗盗

​キーワード

 安達前内相風聞 新年勅題「暁鶏聲」

​第 8回

2019年 6月 実施

S6.11.12~S6.12. 5

担当 佐久間 府川

​資 料

 関東大震災後の小田原町道路拡張

​キーワード

 水源問題(県庁陳情他) 蘇峰宅訪問 天津錦州方面戦況号外

担当   

​資 料

 関東大震災後の小田原町道路拡張

​キーワード

 箱根人出多し 西尾助役退職金 満州軍慰問通知

​第 7回

2019年 5月 実施

S6. 8.31~S6.10. 9

担当 勝俣

​資 料

 

​キーワード

 長興山釈迦堂 同腹切地蔵 日支衝突(柳条湖事件)号外 相州蜜柑組合通知

担当 星野

​資 料

 神奈川県文化展覧会 華氏温度

​キーワード

 

​第 6回

2019年 4月 実施

S6. 6. 4~S6. 7.16

担当 橋本

​資 料

 社会委員とは

​キーワード

 自宅新築 時の鐘停止 城址保存打合

担当 佐久間 府川

​資 料

 野崎広太(幻庵) 小峯公園球場(三輪祭、助郷)

​キーワード

 東条繁樹 城址史跡申請 守川幸次郎

​第 5回

2019年 3月 実施

S6. 3. 4~S6. 4.11

担当 別生

​資 料

 

​キーワード

 吉田義之死去 永久寺七尊 小川量平 不景気影響深刻

担当 田口

​資 料

 

​キーワード

 相沢氏 昭憲皇太后行啓建碑申請 伝心庵 永久寺 蓮上院

​第 4回

2019年 2月 実施

S6. 1. 1~S6. 2.12

担当 青木

​資 料

 

​キーワード

 出初式 酢豆腐 西光院観音

担当 松島

​資 料

 吉岡信之

​キーワード

 外郎氏 震災慰問袋・義捐金 小室氏 勝正平 大波瀾の県会 小西正和

​第 3回

2019年 1月 実施

S5.11.19~S5.11.30

担当 松島

​資 料

 

​キーワード

 第3回の番外編 同興准后「廻国雑記」と高田の一本松 最乗寺道了尊巡錫

担当 山口

​資 料

 箱根七湯規定書 共産事件 北伊豆地震

​キーワード

 安藤家所蔵品 島津家中が片岡家宿泊時の盥

​第 2回

2018年12月 実施

S5.11.10~S5.11.19

担当 勝俣

​資 料

 

​キーワード

 平塚大久保邸訪問・家宝拝観 忠真 水戸公 忠隣 静岡葵文庫 松原神社本地仏

 湯本城址 瀬戸君

​    

​第 1回

2018年11月 実施

S5.10.14~S5.11.10

担当 佐久間

​資 料

 片岡家略系図・経歴など星野先生のオリエンテーション他

​キーワード

 有信会・大久保忠言 十国峠行 一木㐂徳郎 平塚大久保家へ

​    

​第 0回

2018年10月 実施

S5. 9.19~S5.10.14

担当 田口

​資 料

 

​キーワード

 消防組織自動ポンプを常備 松隈義旗 相田二郎 岡本隆徳 蓮上院 栢山善栄寺

担当 青木

​資 料

 

​キーワード

 宮の下安藤宅

​第 -1回

2018年 9月 実施

S5. 6.18~S5. 7.31

担当 松島

​資 料

 

​キーワード

 駅鈴余音序文 石野瑛 石塚千之助

担当 山口

​資 料

 

​キーワード

 田山花袋永眠 一木猶太郎 板橋青木濱吉家東照宮 怒田の川口栄太郎方訪問 

 川口廣造

片岡日記を歩こう会

​第11回 鍛冶屋・福浦・岩方面

令和5年3月29日 実施

ようやく春の陽射しに恵まれたこの日、久方ぶりの「歩こう会」が行われた。
湯河原駅前より午前10時発のバスに参加者13名が乗り吉浜鍛冶屋五郎神社前に到着。
先ずは、片岡永左衛門の鍛冶屋柑橘園開墾地と加藤庄次郎(庄吉)氏のお話を星野先生から伺った。
鍛冶屋から吉浜海岸への下り道、久々の陽を浴び、花を愛でながら足取りも軽やか。国道135号線に出合い真鶴方面へ、福浦港への分岐通を下ると、相模湾が広がる福浦港へ到着した。福浦“子之神社は、その歴史は1300年余前に遡るともいう。穂積天祐宮司からは、神社の歴史・格天井繪などのお話を伺った。
昼食後、青空と見頃の桜に励まされ幾つかの上り下りを繰返し福浦港~真鶴駅前~謡坂~岩海岸~児子神社~石工先祖の碑へと巡った。天気の神様の恵みを満喫した一日となった。

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子之神社

​第10回 箱根神社

2021年11月24日 実施

片岡永左衛門は昭和9年9月7日に孫・龍夫の友人芹沢謙治君と大涌谷から神山・駒ケ岳に登攀し、箱根神社を参拝。
「片岡日記を歩こう会」は永左衛門さんの足跡を追いかけ、紅葉の箱根神社を訪れた。
駒ケ岳ロープウェイは強風により運休のため、予定していた駒ケ岳山頂には行けませんでした。 
訪れた所:箱根神社本殿から九頭竜神社脇を通って、万巻上人奥津城 箱根権現別当の墓 堂ヶ島の県立公園 箱根関所跡で湯本行きのバスに乗車

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箱根神社鳥居と富士

​第 9回 東海道分間延絵図で歩く小田原城下

2021年 9月29日 実施

・大乗寺(慶応3年薩摩藩邸焼討事件の3人の浪士墓)
・誓願寺(相中襍志編輯の三浦義方墓) 
・蓮上院の小田原城大外郭土塁(米軍機爆弾着弾跡)
・山王神社(篠曲輪跡) ・網一色八幡神社 
・徳川陣場跡(陣場跡土塁と東照宮)

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徳川陣場跡土塁

​第 8回 風祭萬松院から荻窪用水へ涼を求めて

2021年 8月25日 実施

・萬松院(徳川家康嫡男 岡崎信康供養墓)・荻窪用水丸塚隧道入口
・山縣水道水源池 ・桜田隧道入口 ・水之尾毘沙門天 
・桜田隧道出口と板橋用水取入口 ・板橋用水狩俣隧道出口 
・松永記念館 ・香林寺 ・古希庵(旧山縣有朋邸)

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桜田隧道入口

​第 7回 秦野市八沢・菖蒲

2021年 5月31日 実施

新松田駅でバスに乗り換え、湯の沢団地で降り渋沢駅まで、かつては煙草栽培が盛んであった秦野市西部丘陵ののどかな里を歩きました。
八沢道・宗淵寺・柳川の煙草乾燥小屋・上小学校の相撲土俵・菖蒲の上秦野神社・甘柿橋・堀西の御岳神社

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煙草乾燥小屋

​第 6回  東駿2

2020年12月22日 実施

東駿2 二枚橋古墳・二岡神社・藍沢神社

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御殿場市 藍沢神社

​第 5回  東駿1

2020年11月24日 実施

東駿1 乗光寺、宝鏡寺 紅葉

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小山町 乗光寺

​第 4回  下曽我周辺

2020年10月26日 実施

下曽我周辺 菅原神社・宝金剛寺・田島の横穴墓群・千代廃寺跡・永塚観音堂

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国府津 宝金剛寺

​第 3回  小田原周辺

2020年 9月28日 実施

小田原市内 総構山側                 

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小田原市内 総構山側から

​第 2回  小田原市内

2020年 8月31日 実施

小田原市内 松原神社・片岡本陣跡・大蓮寺

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片岡本陣位置図

(なりわい交流館前案内図 部分)

​第 1回  久野から岩原へ

2020年 3月20日 実施

久野から岩原へ 御嶽神社・鳥居杉・岩原城跡・八幡神社薬師堂

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南足柄市 御嶽神社鳥居

片岡永左衛門日記
片岡日記を歩こう会
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